日栄インテック

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空調タイムス 2017年10月11日掲載


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日栄インテック
 振れ止め金具フレロックが伸長中
  「柔ワイヤ」との使い分け採用も


  日栄インテックは、パッケージエアコン天井埋込カセット形などの吊り機器における、吊りボルトの振れ止め金具「フレロック」の拡販に注力している。4月に発売した同製品は、発売以来右肩上りの伸長を続ける。
 同製品の従来施工からの改良ポイントは、(1)全ネジ(斜材)に金具を挟むだけの簡単施工、(2)部品分解がなく取り付け作業向上、(3)吊りボルトへの仮止め設置が可能、など。これらにより従来施工比で施工時間の約60パーセント削減を実現した。
 さらに、特長を2つ備える。1つは、ボルトの角度調整が容易なこと。
「建築設備耐震設計・施工指針2014」では、X状の斜材の角度を45度±15度と規定している。そこで同製品の金具には、斜材角度30度、45度、60度に対応した印を施しており、目視で斜材の角度を確認できる。もう1つは、障害物の回避施工が可能であること。施工時、梁などの障害物があり、機器内方向への斜材取り付けが不可能な場合、外方向へ取り付けることが可能だ。これは、全ネジ固定金具(掴み部)の取り付け位置を変更することで可能となる。なお3Dタンバックルを使用することで、斜材を自由な角度・向きで固定できる。
 同社はこのほか、振れ止め工法として「柔(にゅー)ワイヤ工法」も展開している。これは吊り機器の揺れや共振(振れの増幅)に対し、ワイヤの可動制御で制震・制振効果をもたらすもの。現場では、閉所や端部など、斜材のカット・繋ぎ合わせがしづらい場所で同工法が採用される事例があるという。このように、同一現場でも、2つの工法を場所ごとに使い分けた形での採用も進んでいるという。なお同社は、これら2つの振れ止め施工法について、企業への勉強会にも対応している。
 また、今年初頭に発売した被覆銅管用保護プレート「スーパープレート」も好調だ。同製品は、吊配管支持金具「らく吊エース」と組み合わせて冷媒管を仮置きできるもの。同社独自機能として、プレートの端部2箇所にも取付けアーム機構を備え、曲がり・分岐・末端部の支持も可能とした。


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