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管材新聞 2017年7月26日掲載


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日栄インテック
 地震対策の新工法「柔ワイヤ工法」


 地震対策に吊り機器の制震・制振補強の新工法。
 「全ネジボルトX状据付法」では、斜材の準備に採寸と切断作業が伴い、作業が手間どり、吊り機器に大きな揺れや共振が発生すると「吊りボルト」の剛性が一番弱い箇所に応力が集中するケースがあり、東日本大震災では吊りボルトに破断が生じた事例があった。
 これに対し、従来の剛性を高めて振れを抑える「剛」の発想から、固定させずに共振を抑える「柔」へと発想を転換。同社の「柔ワイヤセット」は「柔ワイヤ固定金具」と「柔ワイヤ引留金具」、「柔ワイヤロープ」の3つで構成される。
 「柔ワイヤ工法」は各「吊りボルト」の上下両端に「柔ワイヤ固定金具」を設置し、「柔ワイヤロープ」をループ状に「X」状に対角線に取り付ける。「柔ワイヤロープ」は固定されないため、動時には吊り機器が揺れると同時に可動。この可動量を「柔ワイヤ固定金具」と「柔ワイヤロープ」の摩擦で制御し、揺れを減衰(制震・制振)させて「吊りボルト」への応力を分散(応力負荷軽減)することで、「吊りボルト」の破断抑制による落下リスク低減と地震後の設備機能保全に適している。
 各部材は軽量なので、作業・持ち運びが簡単。施工時には部材落下の可能性を低減、部材点数が少ないため材料置き場の省スペース化も実現。施工現場での斜材の採寸や切断が不要で、「柔ワイヤロープ」を通す簡単な作業でボルト・ナットの締め付け回数が減ることで施工時間は「全ネジボルトX状据付法」に対し約3分の1(同社比約70%削減)。
 適用吊りボルトはW3/8。金具類は鉄製(電気亜鉛めっき)、亜鉛合金製。ワイヤはステンレス製(SUS304)。別売りでワイヤカッターも用意されている。
 【本社・東京都荒川区西尾久7の57の8、TEL 03-6324-1537】




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